
コンテストの概要
第21回受賞者発表


Mahi Ahnaf Maymun バングラデシュ 11歳
国内受賞作


平井 瑞姫 福岡県 13歳


馬場 瑛月 東京都 11歳


榊原 まな 愛知県 7歳


田渕 美礼 神奈川県 7歳


岩下 諒大 神奈川県 9歳
海外受賞作


Zhen You Chen 台湾 12歳


Odobisteanu Teodora V. ルーマニア 13歳


Miriam Clus ルーマニア 7歳


Kozul Asja スロベニア 13歳


Mohammad Mani Rabiee イラン 11歳


Sara Cvetkova 北マケドニア 12歳


Panisa Momtazian イラン 7歳

名前 | 国・地域 | 年齢 | |
---|---|---|---|
Mujapara Vraj Adarshbhai | インド | 7 | 作品 |
Suryawanshi Sidhee Yogesh | インド | 7 | 作品 |
Aylin Alizadeh | イラン | 12 | 作品 |
Maedeh Taheri | イラン | 12 | 作品 |
Ignatenko Mariya | カザフスタン | 6 | 作品 |
Kim Huiun | 韓国 | 8 | 作品 |
Zoobi Fadia | レバノン | 11 | 作品 |
Juliette Tan Xin Xuan | シンガポール | 7 | 作品 |
Tan Sze Qi | シンガポール | 14 | 作品 |
Fernendo Udara Pathumi | スリランカ | 10 | 作品 |
Chen Pei Ling | 台湾 | 9 | 作品 |
Poonyisa Sodsai | タイ | 11 | 作品 |
Rakchanok Joksungnoen | タイ | 13 | 作品 |
Allayorova Dinora | ウズベキスタン | 10 | 作品 |
Petri De Villiers Izak Petrus | 南アフリカ | 9 | 作品 |
Badajyan Lara | アルメニア | 10 | 作品 |
Hasanli Sabira | アゼルバイジャン | 10 | 作品 |
Antrolova Daria | ベラルーシ | 12 | 作品 |
Niya Karaivanova | ブルガリア | 12 | 作品 |
Evgeni Bogdanov Dimitrov | ブルガリア | 13 | 作品 |
Gergana Bozhidarova Todorova | ブルガリア | 15 | 作品 |
Androic Carmen | クロアチア | 14 | 作品 |
Jazmin Kiss | ハンガリー | 6 | 作品 |
Kovacs Brigitta | ハンガリー | 8 | 作品 |
Hatvani Noemi | ハンガリー | 11 | 作品 |
Kriszt Nora | ハンガリー | 13 | 作品 |
Ediriweera Jayawickrama P. Sanali Vihansa | イタリア | 7 | 作品 |
Svigere Daiva | ラトビア | 14 | 作品 |
Ausrine Ilgauskaite | リトアニア | 10 | 作品 |
Agnieska Aukstakyte | リトアニア | 10 | 作品 |
Vankeviciute Guste | リトアニア | 14 | 作品 |
Scutelnik Anastasia | モルドバ | 8 | 作品 |
Karolina Bazan | ポーランド | 14 | 作品 |
Belegante Alecsia | ルーマニア | 14 | 作品 |
Saryglar Aished | ロシア | 8 | 作品 |
Misha Popov | ロシア | 10 | 作品 |
Byrsa Aurika | ロシア | 14 | 作品 |
Mickova Hiloa | スロバキア | 11 | 作品 |
Katarina Bodnarova | スロバキア | 14 | 作品 |
Tomas Beli | スロバキア | 14 | 作品 |
Loris Lutfiu | スイス | 10 | 作品 |
Michela Pedroja | スイス | 14 | 作品 |
Tian Tiffany | アメリカ | 11 | 作品 |
Zhang Xiaohui | アメリカ | 12 | 作品 |
Ii Cintia Sayumi | ブラジル | 14 | 作品 |
総評

今年で21回目の審査員長を務めさせていただくことに、自分でも驚いています。昨年は世界中にコロナウイルス感染拡大の影響で審査が1年延期となりましたが、毎回子どもたちの絵を見るのは楽しく、勉強させてもらっています。
子どもたちの作品は、純粋な気持ちが表れていて非常に清々しく、人間以外の動物・植物が地球という同じ船に乗っていて、家族なんだという気持ちが伝わってきました。最近になって、ようやく大人たちも分かり始めてきたのは、子どもたちの熱い気持ちが大人たちを揺り動かしてきたからではないかと思います。
人間と動物がどこから分かれたのか、それは私たち人間が止まっているものをじっと見る、動物は獲物や葉が揺れるなどの動くもの見る、というのが人間と動物を分かつ条件の一つではないかと思います。例えば洞窟にある壁画を見ると、人間だけではなく動植物も描かれていますが、絵として固定されているもので、その止まっているものをじっと見る、というところから人間の科学が発達していったのではないでしょうか。例えば、蝶は飛んでいる状態では羽がどうなって動き何故飛べているのか分かりませんが、標本にすると隅々まで形を見て体積などを計算し、仕組みが分かります。だから止まっているものをじっと観察する=見るということが、科学の発達に繋がっていったのではないでしょうか。絵画は究極の科学とも言えると思います。
応募してくれた子どもたちの作品からは、動的なものを見る、ものを捉えてじっと見る、この相反する見方を両方兼ね備えていると思います。また、私たち大人はこの二つの見方を身体の中でバランスよく咀嚼していかなければならないのだと、教えてくれたのは子どもたちの作品からでした。現在もコロナウイルスの他、戦争や紛争などの様々な問題を抱えていますが、子どもたちの絵はどれもカラフルで、見ていて楽しいです。こんなに楽しい作品たちの審査をさせていただいて、本当に感謝しています。
画家・東京藝術大学名誉教授
絹谷 幸二
審査会の様子
2021年7月1日に最終審査会が行われました。世界各国の子どもたちが「2030年の地球」のテーマをもとに描いた数多くの作品の中から、厳正な審査の結果、優秀な作品が選出されました。審査員紹介
